雨の日の介護
雨の日の介護
介護業界では、雨の日はとても神経を使う日だと認識されています。
雨の日の外出、病院受診、デイサービスの利用を嫌がる利用者様
また、車いす送迎時は利用者様が濡れないように注意をはらい、
職員がずぶ濡れになることもしばしば。
雨の日の外出の付き添いは、
最近はやっている、choitoがおすすめです。
ベビー用におすすめされていますが、高齢者の方も、
シートベルトの介助をしたりと
傘をさしたままでは難しいこともしばしば。
車いすの送迎には、ポンチョをすっぽりかぶせて送迎しています
また付き添い者もレインコートを着用するのが一番です。
傘をさせないことが多いので、帽子がすっぽりかぶれるようなものがおすすめです。
すっぽりかぶれない短いタイプだと、結果的に濡れてしまうので、
帽子の大きさ、丈の長さがあるものを選んでいます。
choitoは、SNSではやっているのを見て、即購入しました。
雨の日は介助者こそ濡れるので、おすすめです。
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ご参考までに☆
介護エプロンについて
介護エプロン(お食事エプロン)について
麻痺や筋力低下によって食べこぼしてしまうこともしばしば。
テーブルの上にエプロンを広げ、
食事トレーを置いた状態でエプロンをつけることで、
後片付けが簡単になり、
服を汚すことがないので、着替えもいりません。
使い捨てタイプや撥水性のあるナイロン製のエプロンがあります。
外出時は使い捨てタイプを使用し、
普段使いではナイロン製のエプロンを使用することをおすすめします。
こちらは使い捨てタイプでテーブルまで乗せることができます。
丈の短いタイプはお安くお買い求めできますが、
衣類を汚してしまう可能性があるので
長めのものを選んでみることがおすすめです。
また、使い捨て用のものは外出時に使用するので、
目立たない、透明の物を選ぶ方が多いです。
普段使いのものも、
テーブルに広げられるものを選んでもらえるとよいかと思います
カラフルなものが多く、一人につき1,2枚使用しています。
食事後、食べこぼしを取り除き、洗濯を回しても
撥水性があるため、次の食事の時間には乾いているので、
1枚あるだけで十分かもしれません。
また値段も1000円程度で購入できます。
介護エプロンに抵抗のある方は
洋服タイプのエプロンを使ってみるのもよいかもしれません。
まるで洋服のようなおしゃれなエプロンなら、
食べこぼしの心配もなく、お出かけできますね。
ご参考までに☆
口腔ケアについて
高齢者の口腔ケアについて
口腔機能が低下していくと栄養や食事のバランスが悪くなるだけではなく、
体重減少にもつながり、筋力の維持も困難になっていきます。
筋力が落ちると運動機能が低下し、代謝も低下し、
食欲がいっそう低下し、さらに栄養が偏り不足していくといった悪循環が生じます。
また免疫機能が低下すると様々な病気にかかりやすくなります。
特に高齢者では肺炎などの感染症を繰り返し、寝たきりになることもあります。
身体の機能だけではなく、食事への興味がなくなり、外出や外食をしなくなったりし、
社会とのつながりも減少していきます。それによりコミュニケーション能力が低下し、
寝たきりや認知機能低下のリスクが増加することもあります。
そのため、高齢者施設では、パタカラ体操や早口言葉など、
舌や口周りの筋肉をストレッチしたり動かしたりすることで、
口腔機能の低下を予防することができる体操を取り入れています。
口腔体操だけでなく、あわせて口腔ケアを取り組むことで、
口腔機能の向上につながります。
歯だけでなく、粘膜の掃除や、舌の掃除が重要とされています。
粘膜の掃除には、口腔ケアスポンジというものを使用して、掃除します。
このスポンジは湿らせて、固めに絞り、こまめにスポンジを水洗いしながら使用します
高齢者は唾液の分泌が低下し、口の中が乾きやすくなり、
舌苔が舌表面に付着しやすくなります。口臭だけでなく、味覚を損なう場合があるので
このような、やわらかいシリコン型のもので舌の掃除をするのもおすすめです。
また、唾液の分泌、ドライマウスには、保湿ジェルを使用して、
うるおいを保つのがおすすめです。
また、嚥下機能が落ちたり、寝たきりであまり水が使えない場合は、
シートタイプのものを利用することもあります。
ご参考までに☆
食が細い
高齢者の食事について
一日中、ベッドで横になり、テレビをつけるだけでも疲れる日々に
なんとか食事を。と思いながら、栄養バランスとか、
食べやすい献立を考えるだけでも大変だった毎日。
食事を作るほうも、食べるほうもお互いしんどい思いをしてたなと。
栄養補助食品の手軽さに気が付かなかった。
まず、カロリーを手っ取り早く取りたいのであればコレ。
アイソカル・アイソカルゼリー
メイバランス
ちなみに、アイソカルやメイバランスは味の好みがわかれるので、
何個か試してからが良いかと思います。
人によっては甘ったるいと感じるみたいで、
一定数コーンスープなどおかず系のスープを好む方もいらっしゃいます。
あとは、やっぱり、プリンやゼリーを大量に購入して、
少しでもカロリーをあげることも多かったです。
6個入りの小さいプリンが意外と賞味期限が長くて大量購入していました。
ここからは少し医療知識で、
高齢者の体重減少は健康リスクにつながり、
・基礎疾患の増悪因子となること
・感染に対する免疫力、筋肉量、筋力の低下
などにつながると言われています。
あとは、フレイル(要介護状態に至る前段階:身体的脆弱性のみならず精神・心理的脆弱性や社会的脆弱性などの多面的な問題を抱えやすく、自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態)の主要な要因でもあり、
・日常生活度(Activities of Daily Living, ADL)の低下
・QOL(Quality of Life,生活の質,生きがい,満足度)の低下
となり、結果として要介護のリスクとなります。
そのため、体重の管理は介護に必要な指標となるかもしれません。
ご参考までに☆
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